この記事は、
問題が解決したとしても「架空請求」があった以上知っておくべきこと
についての内容となります。
問題が解決したからといって、全く関係無くなったとの考え方は危険。
理由は、「他の架空請求業者にあなたの個人情報が知られてしまった可能性がある」ということ。
今の時代、
- ハガキ
- 業者を装ったなりすましメール
- SNS
などでの架空請求の手口は年々巧妙化し、まさか自分が・・・って思ってる人にかぎって
引っ掛かってしまうケースも後を絶たないというのが現実です。
そんな中、一度でも経験をしたなら、学んで同じ失敗を繰り返さない様に
しっかり対策をして、今後に備えましょう。
今後のために知ってて欲しいこと
1人で悩まない
生活についての悩みや心配事があるけど、家族には知られたくない、
心配かけたく無いな…って時は身近な相談先として役場があるという事。
他人の意見を聞けるって有り難いことで、自分では考えつかないアドバイスを
貰えたり、現状に変化をもたらすキッカケにつながることもある!
1人で悩まずに、頼ろう!
相談できる人が居るって本当に心強いよ!
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自分の住んでいる自治体でどんなことに取り組んでいるのか?
などを知っていると、より身近に感じますよ。
住んでいる自治体のホームページを見てみたら、
新たな発見があるかも!
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他の架空請求業者に個人情報が渡ってしまった可能性がある
これは、架空請求郵便が届いた時点で、「自分の個人情報が漏れてしまった」
という可能性を受け止めておく必要があります。
怖さはあるけど、現実を受け止める!
考えられるのは、
「違う架空請求業者からの封筒が届く」という可能性。
しかし、焦る事は無いです。
解決方法は変わらないので大丈夫です!
解決方法は、「自分の住んでいる自治体の相談員へ相談する!」
焦っても、送られて来た封筒の連絡先に直接連絡しては駄目ですよ!
落ち着いて、解決に向けて正しい行動をしましょう!
架空請求業者は裁判所の「催促手続・少額訴訟手続」制度を装ったり悪用している
裁判所!?
「催促手続」と「少額訴訟手続」ってなに!?
『重要』大前提として裁判所から郵便が届いたら絶対に無視してはいけない!
「裁判所からの通知を無視してはいけない」と知ることになったキッカケは、
「架空請求なのに訴えられて、敗訴した」という放送を目にしたのが始まりでした。
当時のわたしは架空請求の封筒を無視して捨てていたのですが、怖くなったのを覚えてます。
調べてみて、確実に覚えておくべき内容だと感じた事をまとめておきます。
裁判所からの郵便は「特別送達」で届く
「特別送達」?
聴き慣れない名前だけど、こんな特徴があります。
- 裁判所から「支払督促」や「少額訴状の呼出状」が送られる場合、「特別送達」と記載された裁判所の名前入りの封筒。
- 配達は名宛人渡しで、受取時は署名か判子が必要。
- 葉書や普通郵便、電子メールで届くことはない。
「特別送達」を受け取ったらしなければいけないこと
- 家族が受け取ったら本人へ知らせる。
- 書類に書いてある連絡先へはすぐ連絡してはいけない。
- 必ず開封し、内容と本当に裁判所から送られてきたのか住所、電話番号を確認。
- 本当に裁判所から送られてきた場合は、対応策を弁護士や消費生活センターに相談。
- 嘘の裁判所からの連絡だった場合でも、消費生活センターへ相談する。
今後の対応に不安があるなら専門家である相談員(消費者生活センター)が良いです。
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裁判所の手続きを悪用した手口は、「督促手続」・「少額訴訟手続」がある
どちらの手続きかによって対応が違うんだね!
「督促手続」の内容と注意すること
- 裁判所の人は、訴えた人の内容だけで「支払督促」を送ることが出来る。
- 封書を受け取ってから「2週間以内」であれば裁判所の人に「催促異議の申立て」(身に覚えが無い場合)が出来る。
- 封書を受け取ってから「2週間以内」「催促異議の申し立て」をすることが重要!
- 郵便を受け取らなくても裁判は進行していく。
- 無視して何もせずにいると、「強制執行」されてしまう恐れがある!
- 振込用紙の同封は無い!
- 裁判所から「お金を振り込んでください」と連絡は来ない!
「少額訴訟手続」の内容と注意すること
- 60万円以下の金銭の支払いを早く解決することを目的とした特別な訴訟。
- 「少額訴訟の呼出状」と明記されていて、「決められた日(期日)に裁判所に来てください」という内容になっている。
- 期日までに争う内容の書面を提出すれば少額訴訟ではなく、通常の訴訟手続きで話し合いをするよう裁判所に求める事が出来る。
- 裁判が行われる日(期日)を無視して、何もしないでいると自動的に訴えられた内容を全面的に認めたことになり敗訴となる!
- 郵便を受け取らなくても裁判は進行していく。
- 敗訴が決定すれば、支払う義務が発生、無視出来ず強制執行されてしまう。
- 1回目の期日で即判決となってしまう!
- 争う書面の提出をすると、相手は訴えを取り下げるみたい!(争われると架空なので確実に負けるからですね!)
架空請求の「督促手続・少額訴訟手続」は内容を知っておけば怖くない
架空請求の場合、こちらが裁判所に「異議の申立て」をして簡易裁判所から通常訴訟に移行した時点で、架空請求業者は勝ち目が無いので「訴えを取り消す」。
訴えを取り消されないことは無いと思いますが、
その場合は、期日に出廷が必要になる可能性もありますね。
実際の「簡易裁判」は裁判所の一部屋で1時間程度の話し合いで終わるのが普通の様子。
テレビで良くみる壇上に上がって〜というのでは無いですね。
どちらの訴訟にしてもこの簡易性から、架空請求を無視し続けている人に対してそのまま無視してくれればラッキーという気持ちで架空請求業者が利用してるのでは無いかと思います。
そのまま無視しててくれればこっちのもの…
だから架空請求郵便は無視してればいいや!という考え方は危険
だと言う事を覚えておいてください。
自分以外の家族にも事情を説明しておく事で、無駄な支払いを防ぐことにも
繋がると思います。
裁判所からの通知は絶対に無視してはいけない!!
「架空請求」について、覚えていて欲しいことまとめ
- 専門家に相談が出来る場所として身近に「役場」がある。
- 他の架空請求業者に個人情報が漏れてしまった可能性がある。
- 裁判所からの「特別送達」は無視してはいけない。
- 架空請求で訴えられても、対処方法を知っていれば怖くない。
あなたは1人じゃ無いです!
相談しましょう!
どんなことでも、知らないことに対しての不安は大きいもので、
当時の私も何度怖い思いや大きな不安を感じたか解りません。
だけど、知ることによって間違い無く不安は減ります。
架空請求郵便に対しての不安を取り除く為にも、頭の片隅にで良いので覚えてて下さい!